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ど田舎に棲む

ど田舎に棲む

米海軍病院

ワタシのダンナって実は米軍の人間。(ひとつワタシのことがわかってしまったね?ふっふっふ・・・)
そして軍の病院のシステムはややこしい。
産婦人科ではハイリスクの妊婦しか診ず、健常な妊婦は外来のクリニックに通うのだ。
しかしこの時点でワタシはハイリスクの方に一歩足を踏み込んでいた。


○高・・・

35歳以上はハイリスクのカテゴリーに入ってしまう。(またここでワタシはそう若くはないってわかってしまったね?)

産婦人科に予約を入れようと思ったが、まずクリニックから血液検査を依頼してもらって、妊娠を確認してからでないとそれができない。

そしてやっと血液検査を済ませ、検診を受けられるかと思ったら、12週にならないと診てもらえないらしい。

( ̄д ̄)ゑー、そんなん2ヶ月近くも先じゃん。
せっかく妊娠してダンナと盛り上がってたのに、出鼻くじかれた感じ。
とりあえずクリニックの方で必要な書類や問診表を記入して、妊婦用総合ビタミン剤と鉄剤、それに下剤(鉄剤で便秘になりやすいからか)を処方してもらった。

そして1ヶ月前になったので産婦人科に予約の電話を入れた。
すると、クリニックからのカルテが上がってきていないから、予約は受け付けられない、と言うのだ。
クリニックへ行ってその旨告げると、受付のお姉ちゃんは『カルテは本院のカルテ室で管理されているからここには無い。』と自信満々に言う。
カルテ室の方には既に電話でワタシのカルテがないことを確認してあったからそう言うと、そのお姉ちゃんは渋々別室へ入っていった。
数分後、ファイルを抱えて戻る。
クリニックの書類室にしまってあったらしい。
ワタシが自分で持って行くか、そこから連絡係の人に本人に持って言ってもらうかどっちにする?と聞く。
『そりゃーあんたらの仕事だろ。』と思いながら、ちゃんと届けてくれるように頼んだ。
まったくイライラするお姉ちゃんだ。

それから数日してまた電話してみたが、ま~~だカルテが届いていないらしい。
またクリニックへ怒鳴り込む。
例のお姉ちゃんは、『あの日ちゃんと送ったから私の責任ではない』と顔に薄笑みすら浮かべてのたまった。

そういう問題じゃないでしょ。
最後にカルテ持ってたのはあんたなんだよ。責任持って渡すって言ってたじゃないの。
ワタシはどうすればいいの?あれ無しじゃ産婦人科は診てくれないんだよ?
それに一言の謝罪も無いってどういうこと?
一体どんなカスタマーサービス教育を受けてるわけ?
個人の責任で謝れっつってんじゃないのよ、ワタシが既にこうして何度もここに足を通わせてる事実、ワタシが受けた迷惑に対しての謝罪をするべきでしょう?

と怒りでワナワナ震えながら低い声で言うと、彼女の返事も聞かずにそこを歩き去った。
彼女はやっと追いかけてきて謝ったが、顔には真摯さが全く無かった。

ったくもー。
妊婦にはイライラが一番よくないんだよ。

なんだかこの先起こるトラブルを予言しているかのような始まりだった。




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